この度、AI動画制作分野で大きなニュースが入ってきました。Hedraというプラットフォームが1000万ドルのシード資金調達に成功し、大きな注目を集めています。
Hedraは、NVIDIA、Google、メタバースで勤務経験のある従業員によって設立され、Index Ventures、Abstract、A16Z Speedrunなど、強力な投資家陣容を誇ります。シードラウンドでは、動画に特化した基礎モデルであるCharacter-1を発表しました。同社によると、6月に研究者向けにプレビューされたCharacter-1は「市場で最も高速な動画基礎モデル」とのことです。
Hedraによると、現在までに35万人以上のユーザーがCharacter-1プラットフォームを使用し、160万本以上の動画を作成しました。これらの動画の多くはRedditやInstagramで話題になっています。Hedraは、ユーザーがAIの人気スターを作成し、関連コンテンツを生成することを可能にすると同時に、安全機能とコンテンツ審査機能の改善にも取り組んでいると強調しています。
Hedraは、プラットフォームをよりマルチモーダル化することに重点を置き、「ストーリー、音声、動画生成を統一されたワークフローに統合」することで、コンテンツ制作を簡素化し、デジタルアバターやキャラクターのカスタマイズを実現する計画です。
注目すべきは、HedraのCharacter-1は、ここ数ヶ月で一般公開された最新の動画生成モデルの一つに過ぎないということです。今年3月にはHaiper1.5がひっそりと登場し、7月にはRunwayMLがGen-3Alphaモデルを公開、6月にはLuma AIがリアルな動画プラットフォームDream Machineを発表しました。7月には、別の動画プラットフォームCaptionsが6000万ドルのCラウンド資金調達を行いました。
さらに、OpenAIやGoogleのような大企業も、AI駆動の動画制作に積極的に取り組んでいます。OpenAIのSoraはまだ一般公開されていませんが、同社はブランドや映画製作者と協力してプラットフォームを披露しています。Googleも5月にVeoを発表しました。
公式ブログ:https://www.hedra.com/blog/announcement
要点:
🎯 Hedraが1000万ドルのシード資金調達、Character-1モデルを発表。
🎯 35万人以上のユーザーがCharacter-1を使用して160万本以上の動画を作成、一部はネットで話題に。
🎯 多くの企業が動画生成モデルを発表、大企業も積極的に参入。