先日、コロンビア大学の退学処分を受けたChungin “Roy” Lee氏とNeel Shanmugam氏が共同で設立したスタートアップ企業Cluelyが、530万ドルのシードラウンド資金調達を発表しました。投資家にはAbstract VenturesとSusa Venturesが含まれます。Cluelyは主に「面接チートツール」と呼ばれるAIツール「Interview Coder」を開発しており、試験、営業電話、就職面接など様々な場面でAIを隠密に使用できるよう支援します。
このツールの開発は、Lee氏がソーシャルメディアプラットフォームXに投稿した人気投稿がきっかけでした。Lee氏は、共同創設者と共にInterview Coderを開発したことでコロンビア大学から停学処分を受けたことを明かしました。このツールの核心は、面接官や試験官の目から隠されたブラウザウィンドウで、リアルタイムの情報と支援を提供する点にあります。
現在、Lee氏はCluelyのCEOを務めており、インタビューで今月の年間経常収益(ARR)が300万ドルを突破したと述べています。Lee氏は、このツールのおかげでアマゾンでのインターンシップの機会を得たと語っています。アマゾンは彼の状況についてコメントしていませんが、同社はすべての面接者に対して、許可されていないツールを使用することは禁止されていると強調しています。
共同創設者のNeel Shanmugam氏も21歳で、元コロンビア大学学生であり、現在はCluelyのCOOを務めています。このツール開発への関与により、両氏は大学から懲戒処分を受けていました。コロンビア大学新聞の報道によると、2人は正式に退学しており、大学側は学生のプライバシー保護を理由に、この件についてコメントを拒否しています。
当初、Cluelyの目標は、プログラマーがLeetCodeのプログラミング問題を解決する支援をすることでした。これらの問題は一部のプログラマーにとって古く、時間の無駄だと考えられています。Lee氏は、このAIツールのおかげでインターンシップの機会を得ることができたと述べており、これはAIツールを就職面接で使用することの是非に関する議論を引き起こしています。
interviewcoder:https://www.interviewcoder.co/
要点:
💼 Cluelyが530万ドルの資金調達を実施、「面接チートツール」Interview Coderを発表。
🎓 ツールの開発により、2人の創設者がコロンビア大学から停学処分を受け、現在は正式に退学。
💰 Lee氏はツールを利用してアマゾンのインターンシップの機会を獲得、年間経常収益は300万ドルを超える。