現代自動車は東京国際ロボット展で、新たなAI駆動の移動ロボット「MobED」を初公開しました。MobEDの量産モデルは2026年上半期に発売され、エントリーモデルとプロモードの2種類が用意されます。2022年にはCESでMobEDのコンセプトモデルを展示した現代自動車ですが、今回の製品モデルはユーザーにさらに多くの可能性を提供します。
MobEDは4輪の移動プラットフォームであり、配達や山登り時の荷物運び、ビデオ撮影など、さまざまなタスクに適応することができます。また、ゴルフキャディーとしても使用可能です。独自のモジュラーデザインにより、ユーザーは必要に応じてカスタマイズが可能で、汎用的な取り付けレールやAPIを使用できます。
同社のエンジニアによると、MobEDは多様な環境で柔軟に移動できるという特徴を持ち、この特性によって移動ロボット業界を変えることになるでしょう。「エクセントリックコントロールメカニズム」により、正確な姿勢制御が可能となり、さまざまな地形にも対応できます。これは特定の環境専用のロボットが必要なくなることを意味しています。
MobEDは自動車レベルのエンジニアリングデザインを持っており、「直感的自律性」という特徴も備えています。これにより、技術的な知識がなくても簡単に操作できます。直感的自律性はAI駆動のセンサーによって実現されており、レーザーレーダーとカメラが組み合わさることで、障害物を回避し、ナビゲーションアルゴリズムを予測することで、混雑して狭い空間でも正確に移動できます。また、大画面のタッチスクリーンを搭載しており、人間のオペレーターが位置指定などのタスクを行うのに便利です。
エントリーモデルのMobEDは研究用途に適しており、ユーザーが必要に応じてカスタムアプリケーションを構築できます。一方、プロモードはすべてのAI技術を統合しており、信頼性の高い自律機能を備えており、産業や個人消費者にとって即座に利用可能なモデルです。現在のところ価格は公表されていませんが、現代自動車は3年以内に1万台のMobEDを販売する計画です。
ポイント:
🌟 MobEDは新型のAI駆動ロボットで、2026年に発売され、エントリーモデルとプロモードの2種類があります。
🚚 このロボットは配送、山登り時の荷物運び、撮影など、さまざまなタスクに使用でき、非常にモジュラーな設計を持っています。
📊 MobEDは高度なセンサーとタッチスクリーンを装備しており、技術的な知識がなくても操作可能です。より柔軟な移動アプリケーションを実現することを目指しています。




