プライバシーに注力するコンシューマー科技企業であるDuckDuckGoは、木曜日に既存のサブスクリプションサービスが大幅にアップグレードされ、ユーザーがDuck.aiチャットボットを通じて最新の高機能AIモデルへのアクセスが追加料金なしで可能になると発表しました。
昨年、DuckDuckGoは月額9.99ドルのサブスクリプションプランを開始し、このプランにはVPN、個人情報の削除、および身分盗難の復元といった3つの主要なプライバシー保護サービスがバンドルされていました。現在、このサブスクリプションの価値がさらに向上しています。
以前は、無料版のDuck.aiを使用することで、AnthropicのClaude3.5Haiku、MetaのLlama4Scout、Mistral AIのMistral Small324B、OpenAIのGPT-4o miniなど複数のモデルにアクセスできました。
アップグレード後、月額9.99ドルのサブスクリプション利用者は、より強力なモデルにアクセスできるようになります。そのモデルには、OpenAIのGPT-4oと期待されているGPT-5、AnthropicのClaude Sonnet4、およびMetaのLlama Maverickが含まれます。
DuckDuckGoはブログで次のように述べています。「これらの大型モデルは詳細な指示に従うのが得意であり、長時間の会話の中で文脈を保持し、より深く詳細な返答を行うことができます。DuckDuckGoサブスクリプションサービスは、プライバシー保護を前提とした状態でこれらのトップクラスのモデルを使用する方法を提供します。」
この動きにより、異なるベンダーから最新のAIモデルを1つのプラットフォームで体験したいと考えるユーザーにとって、プライバシーを最も重視している選択肢として非常に魅力的です。同様のサービスでは、Quora傘下のPoeも複数のモデルへのアクセスを提供しており、サブスクリプション料金は月額5ドルからです。
DuckDuckGoは今後、有料製品をさらに豊かにし、「より大きく、より先進的なモデル」を提供するパッケージをリリースする予定だと述べています。ただし、現在の9.99ドルのパッケージに使用制限があるかどうかについては、まだ明確に説明していません。
